敏感肌にニキビが重なったとき、治療計画の出発点は施術の名前ではなく、今の炎症がどの程度か、肌がどこまでの刺激に耐えられるかです。米国皮膚科学会(AAD)が2024年に発表したニキビ診療ガイドラインも、塗り薬で治療する際は作用の異なる薬を組み合わせるよう勧めています。だからこそ治療計画は、肌の状態を確認したうえで順序と組み合わせを決める形で立てます。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。
敏感な肌にトラブルが繰り返されると、強い施術ひとつで一気に終わらせたくなる気持ちはよくわかります。ですが同じニキビに見えても、炎症の深さやバリア機能の状態によって、肌が受け止められる治療は変わります。今日は治療計画を立てる際に何を先に確認しているか、順を追ってご説明します。
肌の状態確認で分ける三つのポイント
- 炎症の程度:赤く痛みを伴う化膿性のニキビが中心か、白くて小さい面皰が中心かによって、治療の強さを変えます。
- バリアの状態:赤み・乾燥による皮むけ・ヒリつきが同時にある場合は、刺激の強い成分や施術は間隔を空けて慎重に始めるほうが安全です。
- これまでの経過:使用中の塗り薬や化粧品、最近受けたレーザーやピーリング、服用中の薬は必ずカウンセリングでお伝えください。
ガイドラインが勧める組み合わせの原則
米国皮膚科学会が2024年の米国皮膚科学会誌(JAAD)に発表したニキビ診療ガイドラインでは、塗り薬で治療する際に作用の異なる薬を併用する多剤併用療法が勧められています。ベンゾイルパーオキサイド、外用レチノイド、外用抗生剤はいずれも強い推奨度を持ちますが、外用抗生剤の単独使用は耐性の懸念から推奨されていません。
敏感肌で注目したい点もあります。同ガイドラインはアゼライン酸を条件付きで推奨しており、敏感肌には特に向く可能性があると説明しています。大きく痛みを伴う結節には、病変内ステロイド注射を補助的に用いることが勧められています。ニキビが重症である場合、瘢痕が残る場合、標準治療に反応しない場合には、内服のイソトレチノインが強く推奨されています。妊娠中の場合は外用レチノイドより他の外用治療を優先するとガイドラインは述べているため、カウンセリングの際に必ずお伝えください。
瘢痕や色素沈着は炎症の経過を見てから
ニキビの炎症が残っている状態では、施術に対する肌の反応がより強く出ることがあります。そのため瘢痕や色素沈着に対する施術は、炎症が落ち着いていく経過を見ながら時期を決めます。江南店ではニキビ瘢痕の改善を目的とした施術としてポテンツァをご用意していますが、適用の可否と時期は肌の状態を確認したうえで一緒に決めていきます。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。


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