来院前のビデオ相談、院長本人が出るかで何が変わるか
日本語対応と外国人患者の受け入れを掲げるソウルの皮膚科を選ぶとき、私がまず確認してほしいのは通訳の有無ではありません。来院前に行うビデオ相談に、担当する院長本人が実際に出てくるかどうかです。この一点で、渡韓初日が施術の日になるのか、相談だけで終わる日になるのかが変わります。

コーディネーターの相談と院長の相談は、確定できることが違います
多くのクリニックでは、ビデオ相談はコーディネーターが進行し、院長は来院当日に初めて患者と顔を合わせます。この進め方では、施術のカテゴリーや禁忌事項が渡航前に確定しないまま韓国に到着することになります。滞在が2日から7日程度と短い海外からの患者にとって、この一日分のずれは日程全体に影響します。初日を診断だけで終えてしまうと、翌日以降に施術と回復の両方を詰め込まなければならず、結果的に無理なスケジュールになりがちです。
コーディネーターが窓口になること自体が悪いわけではありません。問題は、施術方針という核心部分の判断者が誰かという点です。カウンセリングの窓口と、施術方針を最終的に決める人が異なる場合、来院当日になって方針が変わり、日程を組み直すことになった経験を持つ患者は少なくないはずです。
ビデオ相談で決められること、決められないこと
2026年に国際医学誌Frontiers in Medicineに掲載されたメタ分析によると、拡大鏡(ダーモスコープ)を使わずに行った遠隔診療でも、対面診療とおよそ75%の診断一致率を示しました。皮膚がんなど専門性の高い病変の判定はこの数字よりも低くなる領域ですが、施術カテゴリーの選定や禁忌事項の確認といった、より大枠の判断であれば、ビデオ相談だけでもかなりの部分を進められるという意味です。
一方で、米国皮膚科学会(AAD)は、必要な場合には必ず対面診療につなげられる体制であるべきだと勧告しています。生検や触診が必要な状態、正確な機器の出力設定、施術を組み合わせる順序といった細部は、画面越しの情報だけで最終決定するのが難しいためです。つまりビデオ相談は「予約を確定させる場」ではなく、「渡航前に計画を立てる場」として位置づけるのが実情に合っています。この違いを理解しておくと、ビデオ相談に何を期待すべきかがはっきりします。
江南UH CELLの相談方式
江南UH CELLでは、来院前のビデオ相談を担当院長である私自身が直接行っています。この段階で、施術のカテゴリー、禁忌事項の有無、大まかな日程の三つを先に固めます。正確な機器の設定値や施術の組み合わせ方は、来院当日に肌の状態を直接確認したうえで決めています。ビデオ相談と来院時の診療を同じ人間が担当することで、方針が途中で変わるリスクを減らすようにしています。
江南院には日本語、中国語、英語の通訳スタッフが常駐しており、ビデオ相談と来院後の診療のどちらも言語の壁なく進められる体制を整えています。短い滞在の中で言語の確認に時間を取られること自体が、患者にとっては負担になり得ると考えているためです。
韓国保健福祉部が発表した2024年の外国人患者統計によると、昨年韓国を訪れた外国人患者は117万人と過去最多を記録し、診療科目別では皮膚科が56.6%と最も多くを占めました。国籍別では日本が最も多く、中国が26万人余りでこれに続いています。短い日程で皮膚科を訪れる患者が増えている以上、ビデオ相談の段階で何が決まり、何が来院後に持ち越されるのかを事前に把握しておくことは、限られた滞在日数を実際に活かすうえで意味があると私は考えています。
FAQ
ビデオ相談だけで施術の予約は確定しますか
施術のカテゴリーと禁忌事項の有無、大まかな日程はビデオ相談の段階で決められますが、正確な機器の出力設定や施術の組み合わせは肌を直接確認したうえで決定します。ビデオ相談は予約の最終確定ではなく、渡航前の計画づくりの段階だと考えるのが実際に近いです。
日本語のビデオ相談も院長本人が対応しますか
はい。江南UH CELLでは、コーディネーターではなく担当院長である私自身がビデオ相談を直接行っており、日本語通訳スタッフが同席するため言語の壁なく相談を進められます。
対面でないと判断できないのはどのような場合ですか
生検や触診が必要な状態が疑われる場合や、機器の正確な出力設定、施術を組み合わせる順序を最終決定する場合です。こうした部分は画面越しの情報だけでは判断が難しいため、来院当日に肌を直接見たうえで決めています。
滞在中の回復まで含めて確認しておきたい方は、施術当日にIV点滴は受けられる?ホテル同棟クリニックの回復動線もあわせてご覧ください。

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