韓国のクリニックとエステサロンの違いは、技術の優劣ではなく法律が定めた業務範囲にあります。エステサロンは公衆衛生管理法上の美容業にあたり、医療機器や医薬品を使わない肌状態分析とケアを担う場所です。色素・たるみ・しわのように肌の構造そのものを変えたいなら医療機関、コンディションを整えたいならエステサロンという振り分けになります。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック ソチョ店代表院長のキム・ギョンスです。
判断の出発点は、今受けたい施術がどちらの業務範囲に入るかです。日本でも医療機関とエステサロンは業務範囲で区分されていますが、韓国では何がどちらに属するかの線引きが異なる部分があるため、渡航前に確認しておくと当日の予約や施術選びで迷いません。以下、法律の条文と4つの判断基準に沿ってご説明します。
法律が引いている境界線
公衆衛生管理法第2条第5号ナ目は、皮膚美容業を「医療機器や医薬品を使用しない肌状態分析・肌管理・脱毛・眉手入れを行う営業」と定義しています。
| 項目 | 医療機関(クリニック) | エステサロン(美容業) | 根拠法律 |
|---|---|---|---|
| 肌の肌の状態の確認と処方 | 可能 | 医療機器・医薬品なしの肌状態分析まで | 医療法/公衆衛生管理法 |
| クレンジング・パック・マッサージ・脱毛 | 併用可能 | 可能 | 公衆衛生管理法 |
医療行為の境界は、時代によって見直されることもあります。韓国の大法院(日本の最高裁判所にあたる)は2026年5月21日、全員合議体判決で、非医療人による通常の美容入れ墨行為は旧医療法第27条第1項が禁じる無免許医療行為には当たらないと判断し、1992年以来約34年間続いてきた判例を変更しました。ただしこの判例変更は入れ墨分野についての判断であり、レーザーや高周波、注射を用いる施術の境界を変えるものではありません。
目的:肌の層を変えるか、コンディションを整えるか
シミや色素沈着、たるみ、しわは肌の内側の層の状態に起因します。そこにアプローチするには、色素がある深さやコラーゲンがある層までエネルギーや薬剤を届ける必要があり、その手段はすべて医療機器と医薬品にあたります。一方で角質が乱れて肌のきめが整わない、乾燥でつっぱるといった状態であれば、クレンジングやパック、保湿ケアが目的に合っています。
侵襲の有無:針を刺すか、熱を入れるか
針が肌を貫通する瞬間、あるいは超音波・高周波・レーザーが熱を入れる瞬間から、それは医療機関の領域になります。熱傷や色素沈着、感染といった予期しない反応が起こり得るためで、その判断と処置自体が診療行為にあたるからです。エステサロンで扱える機器は、この意味で医療機器を含まない範囲に限られています。
トラブルが起きたとき、誰が記録し対応するか
医療機関では診療記録が残ります。旅行日程でソウルに滞在される方であれば、帰国前にもう一度確認を受けられる場所で施術を受けていただくほうが安心です。エステサロンは医療行為を行わない前提の施設であるため、こうした経過観察や医学的な対応の枠組みを持っていません。
肌の状態の確認が先にあるか
何を受けるかを決める前に、今の肌がどんな状態かを確認する順番があるべきです。肌の状態の確認を飛ばして項目だけを選ぶと、本来必要のない施術が加わりやすくなります。
クリニックとエステを併用する場合の順番
クリニックで施術を受け、エステで維持ケアを行うという組み合わせは珍しくありません。時期さえ守れば問題ありません。
私たちの施術の流れ
肌の状態の確認の目的は必要なものを見極めることにあり、必要のない施術はお勧めしません。
キム・ギョンス代表院長はソウル大学医学部を卒業し、韓国と日本の医師免許を同時に取得しています。自国の免許制度で確認できる資格であることは、日本から短期で来院される方にとって判断材料のひとつになるはずです。
よくある質問|FAQ
日本から来院する場合、どちらに行くべきですか
施術を目的に韓国へ来られる場合は、まず医療機関で肌の状態の確認を受ける順番をお勧めします。
施術を受けずにカウンセリングだけでも良いですか
可能です。


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