たるみとしわは同じリフティングの話に見えても、実際には違う層で起きている変化です。表在性筋膜(SMAS)まで届く集束超音波はたるみを、真皮を温める高周波はしわとハリ低下を主に担当し、多くの場合この二つは同時に進みます。江南院では、施術を組み合わせる前にまず層ごとの状態を測定します。
江南院でリフティングのご相談を担当している金淵振です。頬や顎のラインが下がってきた、それに加えて小じわも増えたというお話を伺うとき、私はまず何が下がっていて何が薄くなっているのかを分けて考えます。この二つは原因となる層が違うため、同じ機器で同時に解決できるとは限りません。
層によって機器を使い分ける理由
2025年にJournal of Cosmetic Dermatology誌に掲載されたレビューによると、リアルタイム画像を用いる微細集束超音波は1.5mm、3.0mm、4.5mmという三つの深さで熱凝固点を作り、組織温度を60〜70度まで上げることでコラーゲンの再生を促します。この熱凝固点は表在性筋膜(SMAS)と深部真皮に届く設計になっており、頬や顎まわりのたるみに対応する層です。
同じく2025年に発表された単極性高周波に関する研究では、高周波が主に表在層から中間真皮に作用すると整理されています。あごのラインが下がるたるみと、キメが薄くなって生じる小じわに同じ機器を選べない理由はここにあります。深さが違えば、狙う層も変わるためです。
米国FDAが認めるウルセラプライムの適応
Merz Aestheticsが2025年に明らかにしたところでは、ウルセラプライム(Ulthera PRIME)は眉、あご下から首、デコルテのしわ改善について米国FDAの適応を得ています。臨床試験で報告された主な副反応は、赤み、腫れ、痛み、そして一時的な神経反応でした。米国での承認内容ですので、施術を検討される際は担当医から詳しい説明を受けていただくことをお勧めします。
だからこそ診断を先に行います
江南院では、ご相談の際にたるみ、しわ、ハリの状態をそれぞれ別に記録し、その結果に沿って施術の順番と組み合わせを設計します。来院履歴と次回の来院計画も同じ記録の上に重ねます。パッケージを先に契約すると、肌の状態を商品に合わせる形になってしまう構造については、江南の皮膚科でパッケージ契約と診断先行、順番はどう違う?で詳しく説明しています。
施術直後の数時間をどこで過ごすか
熱を使うリフティングは、終わった直後の数時間、赤みと腫れが残ります。江南院はUH FLAT SIGNATURE江南ホテルの建物2〜3階にあり、ホテルにご宿泊の患者様には酸素カプセルとビタミン点滴を追加費用なしでご案内しています。詳しい適用条件は施術後の酸素カプセルとビタミン点滴、本当に無料ですかでまとめました。施術後に外へ移動する区間がなくなるという意味です。
FAQ
たるみとしわを同時に施術できますか
層が違うため、同じ日に併行することもあれば、回復の余裕を見て分けることもあります。診断の結果を見てから決めます。
効果はいつ頃から感じられますか
集束超音波は熱凝固点ができたあと、コラーゲンが再構成される過程をたどります。先に触れた2025年のレビューでも、直後のコラーゲン収縮に続いて数週間から数ヶ月かけて新しいコラーゲンが作られると整理されています。施術当日よりも、その後の変化を目安にしていただく方が実態に近いです。
短い滞在中でも受けられますか
可能です。ただし帰国のご予定と、赤みや腫れが落ち着くまでの時間を合わせて設計する必要があるため、ご相談の予約時に滞在日数を先に教えていただけますと調整がしやすくなります。


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