広告のリフティング施術、そのまま受けていいですか
TL;DR: 広告で見かけるリフティングやスキンブースターの名前は、装置や製品のブランド名にすぎません。結果を左右するのは、どの層にどれだけのエネルギーや薬剤を入れるかという設計です。私たちUH CELL江南院では、ウルセラプライム・サーマクールFLX・ソフウェーブ・オリジオ・ポテンツァ・リジュランを並行して扱い、肌の厚みとたるみが始まっている層を先に確認してから組み合わせと間隔を決めています。江南のUH FLAT SIGNATURE GANGNAMの建物内にあるため、施術と回復が同じ動線でつながります。
カウンセリングで一番多いご相談は、「画面で見たあの施術をそのまま受けたい」というものです。私たちはその機器名を出発点として受け止めたうえで、その前に必ず診断を置くようにしています。
名前が先に広まった理由
Allure Koreaが2025年に報じたところによると、リフティング機器メーカーは著名人モデルを起用した屋外広告を増やしてきました。その結果、来院される方の多くは装置の名前をブランドとして記憶している一方で、ご自身の肌の状態にはまだ名前がついていない状態でカウンセリングにいらっしゃいます。これは江南のような繁華街で特に目立つ傾向です。
機器名から入ること自体は自然な流れです。ただし、名前が同じでも肌の層が違えば設定は変わりますし、逆に違う名前の機器でも狙う層が近いこともあります。私たちはこの前提を共有したうえで問診に入ります。
結果を分けるのは深さと設計です
超音波リフティングは表面に触れず、真皮深層や筋膜層に60度以上の小さな熱凝固点を作る施術です。Journal of Cosmetic Dermatologyに2025年に掲載された組織学研究では、1.5mm・3.0mm・4.5mmという3つの深さに熱凝固点が形成され、90日後に成熟コラーゲンと新しく合成されたエラスチンの増加が確認されたと報告されています。高周波系の機器も同じく「リフティング」と呼ばれますが、真皮内の熱の分布の仕方が異なるため、狙う目的も異なります。
スキンブースターも同様です。ポリヌクレオチド系は真皮に注入し、線維芽細胞の働きを刺激する系統です。Journal of Cosmetic Dermatologyに2025年掲載された系統的文献レビューでは、9件の研究・219例のデータからしわや肌質、弾力の改善が報告された一方で、対象となった研究の質は低いから中程度だったことも明記されています。期待値はこの範囲の中で持っていただくのが安全です。
装置や製品の名前を先に決めるのではなく、まず「どの層に何が起きているか」を確認する。この順番を守るだけで、選択肢の絞り込み方は大きく変わります。
カウンセリングで最初に確認する3つのこと
たるみの相談を受けるとき、私たちは機器名の前に次の3点を確認します。
- たるみの原因が脂肪量の変化なのか、真皮密度の低下なのか、筋膜の支持力低下なのか
- 回復に充てられる日数と、痛みへの許容範囲
- 直近6か月の施術歴と肌の厚み
この3点が整理できると、機器の組み合わせはおおむね自然に決まってきます。江南院には日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しており、この問診を母語で進めていただけます。診療スペースはホテルの建物内にあるため、施術後の移動を最小限に抑えたまま経過を確認できる環境です。酸素チャンバーとビタミンIVドリップは、ホテル宿泊者の方に無料でご利用いただいています。
よくある質問
広告で見た機器は自分にも合いますか
肌の厚みとたるみが始まっている層が異なれば、同じ機器でも設定は変わります。機器を保有しているかどうかより、診断のあとにどのように強度と間隔を決めるかを確認していただくことをおすすめします。
リフティングとスキンブースターは同じ日に受けられますか
組み合わせ自体は可能ですが、順番と間隔の調整が必要です。注射系の施術は一時的に表面が均一に見えないことがあるため、予定のある方には日にちを分けてご案内する場合もあります。
効果はいつ頃評価すればいいですか
コラーゲンの反応には時間がかかります。前述の組織学研究で成熟コラーゲンとエラスチンの増加が確認されたのが90日後だったこともあり、私たちは施術後3か月前後を評価の目安としてお伝えしています。
リフティングとスキンブースターのどちらから検討すべきか迷う場合は、まず肌の層を診断で確認したうえで、必要な施術を絞り込んでいただくことをおすすめします。


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