施術後の再診、いつ行くべきか
TL;DR: 施術後に再診が必要な時期は一つではなく、目的によって三つに分かれます。異常症状の確認は当日から72時間以内、効果の判定と微調整は多くの場合2週目、次の施術に向けた維持設計は効果が落ち着いてくる時期に行います。滞在期間が短い場合は、2週目の確認をどのように代替するかを施術前に決めておくことをお勧めします。
「次はいつ来ればいいですか」というご質問をいただくと、私はまず目的を伺うようにしています。安全を確認したいのか、効果を判定したいのか、次の施術の間隔を決めたいのかによって、適切な間隔が変わるからです。
「いつ来るべきか」を一つの答えにしない理由
再診という言葉は一つでも、実際には性質の異なる三つの確認がまとまっています。安全確認は施術直後の身体の反応を見るためのもので、時間単位で判断します。効果判定は施術が実際にどう効いたかを見るためのもので、数週単位で判断します。維持設計は効果が落ち着いてきた頃に次をどう組むかを決めるためのもので、月単位で判断します。この三つを同じ「再診」として扱うと、来院のタイミングを一つに決めようとして無理が生じます。
安全確認は時間単位で見ています
注射系の施術でも、エネルギー機器によるリフティング施術でも、直後の腫れや軽い熱感は数日以内に落ち着くのが通常の経過です。ただし、痛みが時間とともに強くなる、発赤と熱感が同時に出る、皮膚の色の変化や分泌物が見られるといった場合は、予定していた来院日を待たずにご連絡いただく必要があります。私のクリニックでは、こうした症状については当日から72時間以内の確認を原則としています。この段階の判断は電話やオンラインの説明だけでは難しく、実際に患部を見たほうがはるかに正確です。
効果判定を2週目に置く理由
ボツリヌストキシン系の施術は、注射後数日かけて効果が上がり、2週目前後で最終的な状態に近づきます。Revance Therapeuticsがグラベラ(眉間)しわを対象に実施した臨床試験のプロトコルでも、施術後2週目が最初の追跡来院として設定されています。
この時期は微調整の判断にも使われます。Konstantin Frankらの研究チームが2025年に学術誌Aesthetic Surgery Journal Open Forumで発表した上顔面領域の前向き観察研究では、参加者20名のうち5名(25%)が2週目の評価時点で微調整の追加注射を受けています。同じ研究では、16週目まで改善が維持された割合は項目によって70〜80%でした。20名という単一施設での研究のため、この数値をそのまま一般化することはできませんが、2週目に一度状態を確認する設計が臨床の現場で使われている理由の説明にはなります。
一方で、コラーゲンの生成を促すタイプの施術は、効果が現れる時期がもう少し後にあります。2週目の時点で「まだ変化が少ない」という印象だけで追加の施術を決めてしまうと、過剰な補正につながる可能性があります。施術の種類によって、判定に適した時期そのものが違うということです。
2週目に韓国にいらっしゃらない場合
海外からお越しの患者様にとって、2週目に対面で来院することは現実的に難しいケースが多くあります。私のクリニックは韓国滞在中、ホテル内で施術と回復ができるクリニックはありますかでご案内している通り、UH FLAT SIGNATURE江南ホテルの建物内にあるため、滞在中であれば移動なしで経過を再確認できます。日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しているため、帰国後の連絡窓口も言語で途切れることはありません。
施術前に決めておくとよいことは三つあります。使用した製品名と用量、注入した層が記録として残るかどうか、帰国後にどの経路で写真を送って確認を受けるか、補正が必要になった場合にどの時期に再訪するのが合理的かです。この点は韓国での美容医療、トラブル時に何を確認すべきかでも詳しく触れていますので、渡韓前に合わせてご確認いただくことをお勧めします。
FAQ
症状が何もなくても2週目には行くべきですか
必須ではありません。ただし、初めての施術である場合や、用量の設計を新しく組んだ場合には、一度状態を確認したほうが次の設計を正確に立てられます。
再診のときに写真を撮り直すのはなぜですか
同じ照明と角度で比較しなければ、変化を正確に判定できません。記憶だけに頼った比較は、過大評価または過小評価につながりやすくなります。
微調整の施術にも費用はかかりますか
施術内容によって異なります。微調整が含まれるかどうかと、その対象期間は施術前の説明の段階でご確認いただき、書面で残しておくことをお勧めします。
帰国後に問題が出た場合、現地の医療機関で処置を受けても大丈夫ですか
可能ですが、使用した製品名や用量の情報がないと、現地の医療者が判断しづらくなります。施術記録を受け取ってお持ちいただき、まずは施術を担当した医療者に連絡して状況を共有いただくことをお勧めします。


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