私は江南UH CELLの代表院長として、海外からいらっしゃる患者さんのご相談を日々受けています。よくいただく質問は「このクリニックは海外カードに対応していますか」というものです。しかし実際に予算を左右するのは、カードが使えるかどうかではなく、決済のやり方そのものです。同じ施術を受けても、決済の選び方ひとつで数万円単位の差が生まれます。この記事では、その仕組みと、2025年末に終わった還付制度の影響、そして当院の決済体制についてお伝えします。

なぜ決済方法だけで費用が変わるのか
韓国の決済端末が海外発行のカードを認識すると、ウォンではなくカード発行国の通貨に換算して決済する仕組み(DCC、動的通貨換算)を自動的に提案してくることがあります。アメリカの金融情報サイトWalletHubによると、この仕組みには通常の為替レートに数パーセントの上乗せが加わり、外貨両替手数料を含めると一度の決済で最大15%ほど余分にかかる場合があるとされています。私はこの点を、来院前のご案内で必ずお伝えするようにしています。
端末が「Do you want to pay in your home currency?」のように換算を提案してきたときは、必ずウォン(KRW)建てでの決済を選んでいただくことが、この上乗せ分を避ける唯一の方法です。サインをする前に画面や伝票の通貨表示を確認する習慣を持っていただければと思います。
VAT還付制度の終了が予算に与える影響
2016年4月から続いていた、外国人観光客が美容整形・皮膚施術を受けた際に負担した付加価値税(VAT)を還付する特例制度は、韓国企画財政部が確定した2025年度税制改編案に基づき、2025年12月31日をもって終了しました。私たちはこの変化を踏まえて、これからは還付を前提にした予算計画ではなく、案内された金額がそのまま最終的な費用になるという前提でご説明するようにしています。
コリア・ヘラルド紙の報道によると、2024年の外国人患者による韓国国内での医療費支出は1兆2400億ウォン(約8億4000万ドル)規模まで拡大したとされています。支出規模が大きくなるほど、決済の仕組みが透明であることの重要性は増すと私は考えています。
カードのブランドによっても使えるかどうかが変わります
VisaとMastercardは韓国国内のほとんどの医療機関で問題なく利用できますが、American Expressや銀聯(UnionPay)は加盟契約の関係で決済が制限される場合があります。ご相談のご予約をいただく前に、実際にお使いになるカードのブランドで決済が可能かどうかを確認しておくことをお勧めしています。
江南UH CELLの決済体制
江南UH CELLはUH FLAT SIGNATURE 江南ホテルの建物内にあります。相談、施術、決済、回復までが同じ建物の中で完結するため、決済端末もホテル水準の多国籍決済インフラをそのまま利用でき、施術費用と宿泊関連費用をまとめた明細でご案内しています。短期滞在の患者さんが回復場所まで含めて検討する必要がある理由は、施術後すぐ休みたいなら、ホテルの近さより「建物」を見るべき理由でも取り上げました。江南院には日本語・中国語・英語に対応できるスタッフが常駐しており、決済に関するご案内も同じ言語で受けていただけます。
FAQ
決済時にウォン(KRW)払いと現地通貨(DCC)払い、どちらを選べばよいですか
私たちは常にウォン払いをお勧めしています。端末が自動的に換算払いを提案してきても、その場でウォン払いに変更をお願いすれば、上乗せ分の手数料を避けられます。
VAT還付はもう一切受けられなくなったのですか
2025年12月31日をもって終了したのは、外国人観光客の美容整形・皮膚施術に対するVAT還付特例です。終了前に受けた施術に関する還付手続きが残っている場合は、個別に状況を確認する必要があります。
American Expressや銀聯のカードも使えますか
当院はホテル水準の決済インフラを利用しているため、一般的なカードブランドでの決済に対応しています。ただし海外決済手数料の扱いはカード発行会社によって異なるため、事前にカード発行会社へ確認しておくと安心です。

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