リフティング施術のショット数は、装置ごとに単位も届く深さも違うため、数字と料金を並べただけでは二つの施術を公平に比較できません。臨床研究もショット数を単独で決めず、部位・深さ・エネルギーと一つの設計としてまとめています。ソチョ店のカウンセリングでは、たるみの原因と層を確認した上で、装置・深さ・エネルギー・ショット数の順に計画を立てています。
こんにちは。ユーエイチセルクリニック ソチョ店(UH CELL Clinic Seocho)代表院長のキム・キョンスです。
私はソウル大学医学部を卒業し、韓国と日本の医師免許を取得しました。ソチョ店はUH FLAT THE SEOCHO(盤浦大路16街30、瑞草区)の中にあります。カウンセリングでいちばん多くいただく質問のひとつが「何ショットでいくらですか」という内容です。比べられる数字がそれしかないので、自然なご質問だと思います。今日は、その質問にすぐ数字でお答えせず、まずお顔を確認していくつか伺う理由を、根拠とともにご説明します。
ショット1回分の大きさは装置によって違います
「ショット」とは、装置がエネルギーを一度に出す単位のことです。ただ、その1回分の大きさや形は技術ごとに異なります。
集束超音波(HIFU)系の装置は、超音波を一点に集めて小さな熱凝固点をつくり、その点を線状につないで照射します。研究論文ではこの単位を「ライン」と数えることが多いです。米国国立衛生研究所が運営する臨床試験登録サイトClinicalTrials.govに登録された顔のたるみに関する研究(NCT06449911)では、ライン方式とドット方式を併用し、顔の片側の下顔面と顎下に300ラインと10,200ドットを照射する設計になっていました。一つのプロトコルの中でも単位が二つに分かれています。ウルセラのように、同一装置内でショット数に応じて価格が変わる仕組みを持つ装置もありますが、それは装置間でライン数を比べる基準とは別の話です。
高周波の装置はまた異なります。単極性の高周波はチップが触れた面を広く加熱するため、高周波の1パルスと超音波の1ラインを同じ量として扱う根拠はありません。マイクロ波方式のオンダは、ショットではなくキロジュール(kJ)単位のエネルギーで表記されることもあります。ソチョ店のカカオトークチャンネルの投稿でも、ボディ用オンダが「80KJ」のようにキロジュール単位で記載されています。
「A装置300ショット」と「B装置300ショット」を同じ行に並べても、実際には単位が異なる二つの数字を比べています。
深さが違うと、同じ数字でも狙う層が変わります
超音波リフティングで数字より先に決めるべきことは深さです。The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology(JCAD)に掲載されたパンアジア専門家の合意声明は、可視化超音波(MFU-V)が1.5mm、3.0mm、4.5mmという三つの深さに低いエネルギーを届け、表層の皮膚から筋膜層(SMAS)までを加熱するとまとめています。
ソチョ店が今年5月に導入したソフウェーブは、スターデイリーニュース(2026年)の報道で、真皮層のおよそ1.5mmの深さにエネルギーを届ける装置として紹介されました。同じ「200ショット」でも、4.5mmの筋膜層に入ったエネルギーと1.5mmの真皮層に入ったエネルギーでは目的が異なります。深い層はたるんだ組織を支える構造を、浅い層は肌のきめや小じわを主に狙います。
米国国立医学図書館のPubMedに収録された2020年の前向き研究も同じ方向の結論を示しています。可視化超音波単独での1回の施術が顔のたるみに対して安全かつ有効だったと報告する一方、その前提を「適切な数のエネルギーラインが正しい組織層に届けられる場合」に限定しています。この前提こそが、ショット数のカウンセリングの核心だと私は考えています。数字と層がかみ合ったときにはじめて意味が生まれるということです。
研究に見られるライン数はどれくらいでしょうか
以下は、超音波リフティングの研究が実際に定めた条件です。個人ごとのショット数は肌の状態を確認した後に別途決めるもので、下記の数値は研究デザインの一例です。
| 出典 | 対象と部位 | 使用した深さ | ライン数 |
|---|---|---|---|
| Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology掲載研究 | 下顔面、顎下、首(1回の施術) | 4.5mm、3.0mm | 350ライン+270ライン |
| ClinicalTrials.gov NCT03545412(台湾1施設、25名) | 首の上部、頬、眉部、目尻の外側、目の下 | 4.5mm、3.0mmの二層 | 最少800ライン |
| ClinicalTrials.gov NCT06449911(20名) | 顔の片側の下顔面2/3と顎下 | 4.5mm、3.0mm | 300ライン+10,200ドット |
表からわかるように、部位が広がり層を二つに分けるほど数字は大きくなります。研究ごとに数字が異なるのも、部位と層が違うためです。ショット数は、設計を終えたあとに出てくる結果値に近いものといえます。
高周波ではエネルギーの分け方が変わってきました
単極性高周波の歴史は、ショット数をどう読むべきかをよく示しています。Aesthetic Surgery Journal(2005年)に掲載された論文によると、初期のプロトコルは耐えられる最大エネルギーを1回のパスで入れる方式で、その結果、効果のばらつきが大きく痛みも強いものでした。同論文は改善幅をおおむね5〜20%と見積もる一方、個人ごとの結果は予測しにくいと記し、現実的な期待値を事前に説明することが重要だと強調しています。
その後の流れは、エネルギーを下げて複数回に分けて入れる方向に変わりました。Indian Journal of Dermatologyに掲載されたM. Elsaieによる2009年のレビューは、初期には顔と首全体に100〜150パルスを使っていたものが、その後の指針では同じ部位に400パルス以上を勧める方向に変わり、複数回のパスと低いエネルギー設定がより良い結果と少ない不快感につながったとまとめています。
米国国立衛生研究所の論文アーカイブPMCで公開されたアジア人対象の前向き研究では、軽度から中等度の下顔面のたるみがある30名が単極性高周波を1回受けました。平均ショット数は412±49で、エネルギーレベル2〜4で3〜4回のパスに分け、15〜30%重ねながら施術しています。この論文が引用した先行分析では、パルス数が多いほど改善が大きくなる傾向が見られたとされています。
ですから、ショット数が無意味というわけではありません。多ければ必ず良いというものでもありません。1パルスのエネルギー、パス回数、重なりの程度と合わせて見たときに、数字がようやく解釈できるということです。ソチョ店で使用しているオリジオXも高周波の装置で、当院の施術案内によると6.78MHzの高周波エネルギーで真皮層のコラーゲン再生を促します。同じ高周波でも、超音波とは異なる設計基準でショット数を決めています。
価格表には設計までは書かれていません
価格表は通常「装置名+ショット数+金額」で記載されます。その一行には、どの部位に、どの深さで、何回のパスに分けて入れるかは示されていません。同じ金額の二つの施術が、それぞれ異なる部位を扱っている場合もあります。
ソチョ店では、使用する装置や注射剤・薬剤をすべて正規品で扱い、施術前に患者様の前で開封して正規品であることを確認する手順を守っています。ソチョ店の医療スタッフは、リフティング、スキンブースター、アンチエイジング施術を自ら執刀します。費用については、ソチョ店公式ホームページのカスタマーサポートメニューにある診療費用案内で先にご確認いただけます。最終的な計画は、肌の状態を確認したうえでのカウンセリングで、部位と設計を一緒にご説明しながら決めていきます。
ソチョ店のカウンセリングはこの順序で進めます
5月のソフウェーブ導入を伝えたスターデイリーニュースの記事で、私は「一人ひとりの肌の特性と老化の状態を十分に考慮した施術計画が重要です」とお話ししました。カウンセリングの順序もこの考え方に沿っています。
- お悩みの部位とたるみの状態の確認:頬、フェイスライン、二重顎、目元のどこが一番気になるか、たるみが組織そのもののゆるみなのか、皮膚表面の弾力低下なのかを見ます。
- 皮膚の厚みと脂肪量の評価:この判断によって、筋膜層まで届けるか、真皮層中心にするかの層を選びます。
- これまでの施術歴の確認:どの装置をいつ受けたかによって、間隔と併用の可否を決めます。
- スケジュールと院内の移動の確認:大切な予定や帰国日程がある場合は、それに合わせて装置と強度を調整します。
- 装置・深さ・エネルギー・ショット数の決定:最後の段階でショット数を決め、その数字がどの部位とどの層にどのように分かれて入るかをご説明します。
カウンセリングでショット数を聞いたときは、こう質問していただいても構いません。「このショット数は、どの部位、どの深さに分かれて入りますか」「エネルギーはどれくらいに設定しますか」「施術前に正規品のチップを開封して確認できますか」「誰が直接施術しますか」。ソチョ店では、これらの質問にカウンセリングの段階でお答えしています。
よくある質問|FAQ
前回と同じショット数で受ければ、同じ結果になりますか?
そう保証することは難しいです。皮膚の厚みや弾力は時間とともに変化しますし、Aesthetic Surgery Journal(2005年)の論文も、高周波リフティングの個人ごとの結果は予測しにくいと記しています。以前の施術の装置、深さ、ショット数の記録をお持ちいただければ、現在の状態と比較して設計を調整する際の参考になります。
痛みが心配な場合、ショット数を減らすべきですか?
ショット数を減らすよりも、エネルギーを調整する方法が先に検討されます。Indian Journal of Dermatology(2009年)のレビューは、低いエネルギーで複数回に分けて入れる方式が不快感を減らしたとまとめており、過度な熱伝達を避けるためには施術中の痛みの反応を確認し続けることが重要だと強調しています。施術中に不快感がありましたら、すぐにお知らせください。
効果はいつ頃から判断できますか?
単極性高周波の熱はコラーゲンを即時に収縮させ、その後の長い回復過程で真皮の再構築と新しいコラーゲン生成につながると、学術誌Cosmetics(2024年)の研究は説明しています。そのため研究でも、結果を数週間から数か月後に評価しています。先の超音波の研究では12週と24週に、アジア人対象の高周波研究では1、3、6か月時点で経過を確認しています。施術直後の感覚だけで、ショット数の多さや少なさを判断されないことをお勧めします。
ソチョ店で受けられるリフティング装置はどこで確認できますか?
ソチョ店の公式ホームページの施術メニューで、ソフウェーブ、オンダ、オリジオX、ブイロなど、現在ご案内している装置をご確認いただけます。どの装置が合うかは、肌の状態を確認したうえでのカウンセリングで、部位と層を基準に一緒に決めていきます。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。


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