ピコトーニングは、広い範囲に弱いエネルギーを何度かに分けて照射する方法です。大韓皮膚科学会が発行する学術誌Annals of Dermatologyに2017年に掲載された研究では、低出力1064nmレーザーによるトーニングで老人性色素斑(いわゆるシミ)を治療した12名全員で、ダウンタイムがほとんど見られなかったと報告されています。ただし、目立った改善に至るまでには平均約28日の間隔で8〜9回の照射が必要でした。回復は短いものの通院回数は多くなる方法だと理解しておいてください。
アジア人の肌で色素レーザー後に最も気をつけたい反応は、炎症後色素沈着です。Journal of Dermatological Treatmentに2024年に掲載された無作為化比較研究では、532nmのQスイッチレーザーでシミを治療した対照群の病変の55.3%に色素沈着が生じ、研究チームはこれまでのアジア人対象の報告が20〜50%程度だったと整理しています。同じ研究では、施術後2週目の赤みが強いほど、また午後1時から5時の屋外活動が多いほどリスクが高くなることも確認されています。研究チームは、高いエネルギーで照射するほど色素沈着が増える可能性があるという既存の報告にも触れています。
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