施術で肌表面に微細な傷が残っている間は、ビタミンC・レチノール(ビタミンA)・ビタミンEを含む製品をいったん休み、ヒアルロン酸とパンテノール配合の保湿・鎮静ケアに切り替えるのが安全です。再開のタイミングは、受けた施術がどこまで肌表面に刺激を与えたかによって変わります。40代でリフティングとアンチエイジング施術を一緒に受けた方向けに、自宅で守るべき成分の目安を整理しました。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。施術のあと、いつものレチノールクリームをいつ再開してよいかは、40代の患者様から特によくいただくご質問です。40代はすでにアンチエイジング系の有効成分を日常的に使っていらっしゃる方が多く、施術直後にこの習慣をどう調整するかが回復の最初の一歩になります。
施術直後にいったん休みたい成分
ビタミンC、レチノール、ビタミンEは普段のケアとしては良い成分です。ただし、レーザーやマイクロニードル、注射で肌に微細な傷ができている間は、同じ成分がヒリつきや刺激につながることがあります。この時期はビタミン含有量の高いマスクパックも避けていただくようお伝えしています。
海外の医療機関の案内も同じ方向です。クリーブランド・クリニックは、レーザースキン再生術のあとトレチノインやグリコール酸のような強い成分は4週間、刺激の可能性がある外用製品は6週間避けるよう案内しています。米国皮膚科学会(AAD)が2025年の年次総会ニュースで伝えた発表では、モルーニー医師がCO2フラクショナルレーザーのあとレチノイドや酸系成分はフォローアップ診察を経て通常4〜6週間後に再開すると説明しました。
この期間は肌表面を削るタイプのレーザーを基準にした数値です。ウルセラやサーマクールのように表面に傷をつけないエネルギー系リフティングだけを受けた場合は、そのまま当てはめる必要がないこともあります。反対に、ポテンツァやリジュランのように針が入る施術を一緒に受けた場合は、刺激になる成分はより慎重に休むほうが安全です。
代わりに満たしたいのはヒアルロン酸とパンテノール
この時期の自宅ケアの目的は、水分を保持してバリア機能の回復を助けることです。私がお勧めするマスクパックの成分は、ヒアルロン酸系とパンテノール系です。どちらも保湿力が高く、施術後だけでなく、旅行中の乾燥したホテルの部屋でも使いやすい成分です。当院のアフターケアでも、ツボクサ(センテラ)系の鎮静製品を使っています。
パンテノールについては研究の裏付けも積み重なっています。プロクシュとニッセンが2002年にJournal of Dermatological Treatmentに発表した研究では、人為的にバリア機能を損傷させた肌に5%デクスパンテノールクリームを1日2回、7日間塗布したところ、バリア機能の回復と角層の水分量が改善しました。中国の西京病院皮膚科研究チームが2025年にJournal of Cosmetic Dermatologyに発表した二重盲検ランダム化研究では、非剥離性フラクショナルレーザーを受けた60名のうち、パンテノールとツボクサ抽出物(マデカソシド)を含むマスクを使用した群が、生理食塩水ドレッシング群より3日目・7日目・14日目の紅斑指数と経表皮水分蒸散量が低い結果でした。有害事象の発生率は両群間で有意差がありませんでした。
下の動画では、私自身が薬局のマスクパックコーナーを回りながら、施術後に選びたい成分と避けたい成分を直接ご説明しています。
自宅ケアで様子を見てはいけないサイン
次のような変化が見られたら、製品を変えるより先に肌の状態を確認してもらう必要があります。
- 赤み、ほてり、痛みが日を追って強くなる
- 膿や滲出液のような分泌物が見られる
- 新しく使った保湿剤のあとにかゆみや発疹が出た
最後の項目は、低刺激とされる製品でも起こり得ます。米国国立医学図書館PMCで公開された症例報告では、レーザー再生術後に推奨されたワセリンの代わりにラノリン配合の保湿剤を使用した患者に接触皮膚炎が生じ、創傷治癒が遅れたケースが報告されています。
施術直後の自宅ケアは、新しい有効成分を足す時期ではなく、いったん減らす時期です。カウンセリングの際に今お使いの製品を教えていただければ、受けた施術に合わせて休む成分と続ける成分を一緒に整理いたします。
よくある質問|FAQ
施術前にもレチノールをやめるべきですか?
施術の種類によって異なります。クリーブランド・クリニックの案内のように、レーザー再生術の前はむしろレチノイドを数週間塗布しておくケースもあります。カウンセリングの際に今使っている製品をお伝えいただければ、施術スケジュールに合わせて休むかどうかを決めます。
薬局で買える医薬品の軟膏は化粧品より回復に良いですか?
医薬品は人体への影響が大きい分、臨床試験など、より厳格な検証を経ており、有効成分も化粧品より高い濃度で配合されています。そのため施術直後は案内なしに新しく使い始めるより、診察の際に必要かどうかを確認していただくほうが安全です。
日焼け止めはいつから塗ってよいですか?
クリーブランド・クリニックは、レーザー再生術のあと肌表面が治った段階からSPF30以上の広範囲をカバーする日焼け止めを毎日塗るよう案内しています。表面が治る前は、帽子や日陰で直射日光を避けてください。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。


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