集束超音波によるリフティングは、真皮と皮下組織のコラーゲンを局所的に60〜70度まで上げて熱凝固点を作ります。The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology誌に掲載された専門家合意レビューによりますと、この温度帯でコラーゲンが収縮・変性して初期のリフティング効果が生まれ、施術から48時間後を境に10週目まで続く炎症反応が、熱凝固点周囲での新しいコラーゲン生成、線維芽細胞の増殖、エラスチン産生を促します。同じレビューは、28日目に隣接する真皮の再配列が起こって粘弾性が高まり、10週目前後で新しいコラーゲンが変性したコラーゲンに置き換わっていくと整理しています。
ケアの期間を施術後数日と考えてしまうと、この期間の大半を見落とすことになります。
改善の幅は3か月より6か月の時点でより大きく観察されます
International Journal of Environmental Research and Public Health誌に2023年に掲載されたシステマティックレビューは、集束超音波リフティングに関する複数の研究の評価データをまとめて分析しました。研究者による評価で「中等度の改善」に分類された割合は、追跡90日時点の36%から180日時点では52%に増えています。当院が施術から3か月後に写真と検査結果を改めて比較しているのは、この経過を踏まえてのことです。
そのあとの維持期間を左右するのは紫外線対策です。Maria Celia B. Hughes氏らの研究チームは2013年、Annals of Internal Medicine誌に成人903名を無作為に割り付けた試験の結果を報告しました。毎日広範囲の日焼け止めを使用したグループは、4.5年後の皮膚老化の進行が、任意使用のグループより24%少なかったと報告されています。同じ研究は、すでに進行した光老化が元に戻ったとまでは報告していません。紫外線対策は、新しく作られたコラーゲンを守るためのケアとご理解ください。
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