TL;DR: 持続期間は施術名ではなく、熱や薬剤が届く皮膚の層と、その層が再生するスピードで変わります。超音波や高周波でコラーゲンを再構築するリフティング施術は、変化が2〜6か月かけて現れたあと1〜2年ほど持続する一方、ポリヌクレオチド系の再生注射は数か月単位で効果が動くため、最初から複数回のスケジュールを前提に設計します。
海外からいらっしゃる患者様から、私たちが最も多く受ける質問のひとつがこれです。答えを施術名ひとつでお伝えするのは難しいところがあります。同じ「リフティング」でも、筋膜の層まで熱を入れる施術と、真皮に薬剤を満たす施術では、体がその変化を作り、そして戻していくスピードがまったく異なるためです。
コラーゲンを再構築する施術:変化も減退も数か月単位
ウルセラ公式サイトが施術者向けに公開している技術資料では、リフティング効果は施術後2〜3か月かけて緩やかに現れ、6か月時点まで改善が続き、結果は1年以上維持される場合があると案内されています。この資料はその理由にも触れており、損傷を受けた部位に線維芽細胞が集まってまずIII型コラーゲンを作り、これが時間とともにI型コラーゲンへ置き換わることで組織が締まっていく、という流れを説明しています。
サーマジー公式サイトの案内も、これに近い時間軸を示しています。1回の施術後、2〜6か月にわたって変化が測定され、皮膚の状態や老化の進み方によって1〜2年ほど持続すると案内されています。
いずれの施術も、結果を作り上げるのは施術後の数か月間です。層ごとの違いは、ウルセラとサーマジー、選択基準は熱が届く層で決まるでさらに詳しく取り上げています。
再生注射は積み重ねで持続期間を作る
ポリヌクレオチド系の注射は、時間軸そのものが短くなります。米国国立医学図書館PubMed Centralに掲載された、42人の患者を対象とした前向き観察研究では、目元にポリヌクレオチドを注射したあと1か月、3か月、6か月のいずれの時点でも、投与前と比べて統計的に有意な改善が確認されています。この研究の6か月時点の評価は次の維持施術の直前に測定された値であり、3か月時点の評価はすでに2回目のセッションを終えた後のものでした。1回の注射で半年分の効果が保証されるという意味ではなく、複数回のセッションを重ねてその状態を維持した結果と捉えるのが正確です。
帰国後の期間が持続期間の半分を占める
コラーゲンが新しく組み直されていく数か月の間も、老化や紫外線による影響は止まりません。結果の見え方は、施術直後の数日間の回復と、帰国後の数か月間のケアの両方によって決まります。
私たちの江南院はUH FLAT SIGNATURE江南ホテルの2・3階にあり、施術と回復の動線が同じ建物内で完結します。酸素チャンバーとビタミンIVドリップは、ホテル宿泊者様に無料でご利用いただいています。カウンセリングの際に施術の種類を選ぶだけでなく、次回のご来院時期まで一緒に決めておくのは、こうした理由からです。
FAQ
持続期間が短く感じたら、施術が合っていなかったということですか
そうとは限りません。熱エネルギー系の施術は変化が数か月かけて現れるため、施術後2〜3か月の時点で判断すると、まだ改善が進んでいる途中の状態を最終結果と誤解しやすくなります。
次回の施術タイミングはどう決めればよいですか
作用の仕組みが異なる施術は、周期も異なります。コラーゲンリモデリング型はおおよそ1年前後、再生注射系は数か月単位で組むのが一般的で、私たちは初回の診断記録と比較しながら時期を調整しています。
短い滞在日程でも、持続期間が長い施術を受けられますか
可能です。ただし、施術後数日間の回復ケアと、帰国後のケア計画まであわせて決めておく必要があります。診断と設計を担当した医療スタッフが施術後も継続して確認できる体制であることが、この調整のしやすさにつながります。


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