TL;DR: 表面を切らないタイプの色素レーザー(ピコトーニング系)であれば、照射直後の赤みは数時間から2日ほどで落ち着くため、3〜4日のソウル滞在内でも回復まで完結します。一方でかさぶたを伴うシミ取りや削るタイプの照射は回復が帰国後まで続くため、短期滞在には組み込みません。直近で日焼けした肌の場合は、照射のタイミングを次回以降に回すほうが色素の結果にとって安全です。
3泊4日という短い滞在でも、色素レーザーを受けて帰国する日程は十分に成立します。日数そのものよりも重要なのは、どの照射方式を選ぶかです。私たち江南院では来院当日に肌状態を確認したうえで、残りの滞在日数のなかで表面が閉じた状態まで回復できる照射だけを設計しています。
表面が閉じる照射とかさぶたが残る照射の違い
Bernsteinらの研究チームが2023年の学術誌Lasers in Surgery and Medicineに報告した、1064nmピコ秒レーザーによる肝斑治療の研究では、照射直後に全対象者で赤みが観察され、そのうち61.2%が軽度、38.8%が中等度でした。点状出血は2.5%の対象者にみられましたが、全員が1〜2日以内に消失したと報告されています。一時的な色素の濃さの変化を経験した例は平均3.7日、範囲としては1〜5日で持続しました。
つまり赤みや微細な点状出血は、滞在中にほとんど整理されるということです。一方で、シミなどの病変ひとつひとつを焼いてかさぶたを作る方式は、そのかさぶたが自然に取れるまで数日から1週間程度の時間を必要とします。マスクや帽子で隠しながら帰国の飛行機に乗ることになるため、私たちは短期滞在の患者様にはこのタイプの照射を後回しにするようご案内しています。
帰国後の色素の戻りを左右するのは紫外線対策です
日程設計でより注意すべきなのは、照射当日ではなくその後の2週間です。2024年にJournal of Dermatological Treatmentに掲載された無作為対照研究では、532nm Qスイッチ Nd:YAGレーザーで日光性色素斑(いわゆる老人性色素斑)を治療した後、対照群の病変の55.3%で炎症後色素沈着(PIH)が発生したと報告されています。同研究はアジア人を対象とした既存の報告値を20〜50%と整理し、照射後の赤みと日中の屋外活動をPIH発生の予測因子として挙げています。
日中の屋外活動は、旅行日程とちょうど重なる部分です。施術翌日に終日の徒歩観光を入れてしまう日程は、回復を遅らせる方向に働きます。
江南院で短期滞在の患者様に組む動線
私たち江南院は、UH FLATシグネチャー江南ホテルの2・3階に位置しています。同じ建物に宿泊すれば、照射直後に紫外線へ触れる移動時間そのものを減らせます。ホテルにご宿泊のお客様には酸素チャンバーとビタミンIVドリップを無料でご提供しており、施術は個室の診療室で行います。診断から施術計画、施術そのものまでをキム・ヨンジン代表院長が一貫して担当し、日本語・中国語・英語の通訳スタッフが常駐しているため、回復に関するご案内も母国語でご確認いただけます。
FAQ
到着当日にすぐ受けても大丈夫ですか
可能です。ただし、直近の屋外活動で肌が日焼けしている場合は色素照射を後回しにし、滞在中は鎮静と保湿を中心にプランを調整するほうが安全です。
照射後の日焼け止めとメイクはいつから使えますか
表面を切らない照射であれば、赤みが落ち着いた時点で日焼け止めから使用を始められます。施術群ごとのメイク再開のタイミングは、施術後のメイク再開はいつから?施術別の目安ガイドでも詳しくご紹介しています。
1回の来院で色素治療を終えられますか
色素は複数回の照射を経て徐々に薄くなることが多いです。私たちは今回の滞在で進める回数と、次回以降に持ち越す回数を、診断の段階で分けてご案内しています。


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