施術後72時間、同じ建物で診てもらえるかを見るべき理由
私は江南UH CELLの代表院長として、韓国での施術を検討している患者さんから「何か起きたときに、すぐ診てもらえますか」という質問を、施術内容そのものより先によく受けます。結論を先に申し上げると、安全性を左右するのはクリニックの知名度や機器の種類ではなく、施術後72時間以内に実際に再診を受けられる体制が整っているかどうかです。短い日程で来韓し施術を受ける方ほど、この一点を事前に確認していただきたいと考えています。

韓国保健福祉部の発表によると、韓国を訪れる外国人患者は年々増加しており、皮膚科を目的とした受診者数も大きく伸びています。同部が公表した資料では、皮膚科を訪れた外国人患者数が2019年から2023年にかけて181%増加したことが示されています。さらに2024年の集計では、皮膚科を目的に来韓した日本人患者が前年比155.2%増加したことも報告されており、短期滞在で施術を受けてから帰国するという流れが、日本からの患者さんの間でも一般的になってきていると私は見ています。
なぜ72時間が分かれ目になるのか
施術直後の皮膚では、血管が広がり免疫細胞が集まる炎症反応が起こります。この反応が最も強く出やすいのが、処置後72時間前後の期間です。この間に赤みや乾燥、色素沈着といった変化が強く出ていないかを観察し、必要であればすぐに処置を受けられるかどうかで、その後の回復スピードや不具合が起きるリスク、仕上がりが保たれる期間が変わってくると私は考えています。
滞在日数が2〜7日程度に限られている方にとっては、この72時間が旅程のちょうど真ん中に重なることが多く、帰国便に乗る前に症状の変化を見きわめられるかどうかが実務上の大きな分かれ目になります。
施術前に確認していただきたい5つの基準
ご相談をお受けする際、私は次の5点を必ずお伝えするようにしています。施術先を決める前に、ぜひご自身でも確認してみてください。
- 施術当日に何か起きた場合、同じ日のうちに再診を受けられるか
- 宿泊先からクリニックまでの移動にどれくらい時間がかかるか
- 回復に必要な設備(点滴、酸素環境など)がクリニック内、またはごく近い場所にあるか
- 症状を母国語または英語で説明できる相談スタッフがいるか
- 帰国後もメッセージや映像通話で経過を確認できる窓口があるか
このうちどれか一つでも欠けていると、「何かあればすぐ診ます」という説明は、実際の場面では機能しにくくなります。移動に時間がかかれば、それだけ受診のタイミングが遅れますし、言葉の壁があれば症状を正確に伝えること自体が難しくなるためです。
江南UH CELLでの回復動線
私たちのクリニックは、ホテルUH FLAT SIGNATURE 江南の建物内にあります。施術室と回復のための空間が同じ建物の中でつながっているため、処置を終えたあとに違う場所へ移動する必要がありません。ホテルにご宿泊の方には酸素チャンバーとビタミンIV点滴を提供しており、処置後の数日間を、勝手の分からない土地で過ごすのではなく、同じ建物内で回復に充てていただけるようにしています。
江南院には日本語、中国語、英語の通訳スタッフが常駐しており、症状や違和感をご自身の言葉で伝えていただくことができます。帰国後についても、メッセージでの経過確認に対応しており、旅程の関係で対面での再診が難しい場合の窓口として活用いただいています。私自身、Allerganのファカルティやポテンツァ・ウルセラのキードクターとして、施術後の反応をどう見極めるかを日々の診療の軸に置いており、短期滞在で来られる患者さんにこそ、この5つの基準を事前相談の段階で確認していただきたいと思っています。
回復期間中の過ごし方については、施術後の酸素チャンバーを使えるクリニックかどうかの見極め方でも、動線の見方をより詳しく説明していますので、あわせてご参照ください。帰国前の過ごし方全般については、帰国前に何をすべきか、韓国クリニックへの依頼リストでも触れています。
FAQ
施術後、何日くらいが最も注意すべき期間ですか
処置後72時間前後の炎症反応がもっとも強く出やすい時期です。この期間に赤みや腫れが強くなったり長引いたりする場合は、早めに診てもらうことをお勧めします。
宿泊先とクリニックが離れていると、具体的に何が問題になりますか
移動時間と言葉の壁が重なると、何か起きたときにすぐ受診するという行動が実際には取りにくくなります。相談の前に、宿泊先からの移動時間を確認しておくとよいと思います。
日本語で症状を相談することはできますか
江南院には日本語対応のスタッフが常駐しており、施術前の相談から施術後の経過確認まで、日本語でやり取りしていただけます。
帰国した後でも経過を相談できますか
帰国後もメッセージでの経過確認に対応しています。対面での再診が難しい日程の場合は、事前にその窓口を確認しておくことをお勧めします。

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