ショット数、cc数、糸の本数——同じ言葉を使っていても、その内訳が指す範囲が違えば、総額を並べて比較すること自体に意味がありません。

同じ施術名なのに総額が違って見える理由
問題は「400ショット」「1cc」という表記が、クリニックによって同じ条件を意味しないという点です。顔全体を施術範囲としているのか、部分的な範囲にとどまるのか。使用している製品が正規品かどうか。これらが異なれば、同じ単位表記の中でも実際に提供される内容は変わってきます。
見積もりを比較する前に揃えるべき2つの基準
総額を並べて比べる前に、次の2点を先に揃える必要があると私は考えます。
- 施術範囲 — 顔全体を対象にするのか、部位の一部にとどめるのかによって、必要なショット数やcc数自体が変わります。
- 製品・機器の仕様 — フィラーであれば製品群と容量、リフティングであれば正規チップを使用しているかどうかが、単価に直接影響します。
この2点が異なれば、同じ「400ショット」と書かれた見積書でも、実際には別の施術を指している場合があります。
総額ではなく単位あたり価格と再施術の有無を見るべき理由
総額だけを比較すると、価格が低い見積もりが常に有利に見えます。しかし単位あたりの価格に換算すると、順位が入れ替わることが少なくありません。同じ予算でも、実際に注入・照射される量が少なければ、期待できる結果もそれに応じて下がります。
ここに再施術が含まれているかどうかまで確認して、初めて比較が成立します。この違いを知らずに総額だけを比較すると、実際に支払う総費用が最初に見た見積書より大きくなることがあります。
よくある質問|FAQ
見積書に「パッケージ」と書かれていれば、それだけで有利だと考えてよいですか?
パッケージという言葉自体よりも、含まれている回数、範囲、再施術の条件を先に確認する必要があります。総回数が少なかったり施術範囲が狭かったりすれば、個別施術より有利とは限りません。
カウンセリングの際、どのような質問をすれば単位の基準を確認できますか?
「このショット数・cc数はどの範囲まで含みますか」「使用する製品は何ですか」「再施術が必要な場合、費用はどうなりますか」の順に尋ねると、総額の背後にある条件を把握しやすくなります。

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