敏感でトラブルが出やすい肌でも高周波(RF)リフティングは検討できますが、まず炎症の有無を確認し、その後にハンドピースを選ぶという順番が大切です。インモードFXは陰圧で組織を吸引しながら熱を伝える方式、フォーマは真皮を41〜43℃の範囲で均一に温める方式で、同じRFでも狙う層と刺激の性質が異なります。赤く炎症を起こしたニキビがある時期はまず鎮静を優先し、落ち着いた後にたるみ・ボリューム・肌質のどの悩みが中心かで組み合わせを決めます。
こんにちは! ユーエイチセルクリニック 江南店(UHCELL Clinic Gangnam)代表院長のキム・ヨンジンです。
敏感肌にトラブルも抱えていると、「自分の肌でも高周波を受けられるのか」という不安が先に立つかもしれません。私はこの質問には、機器の名前よりもまず今の肌に炎症があるかどうかに答えるべきだと考えています。
炎症がある肌に熱を加える際の基準
高周波リフティングは組織に熱を発生させ、コラーゲンの反応を引き出す施術です。すでに炎症がある肌にこの熱を加えることは、負担になる場合があります。
米国国立医学図書館が運営する臨床試験登録サイト、ClinicalTrials.govに登録された非剥離・フラクショナル併用施術の研究(登録番号NCT01403597)では、湿疹やロザセア、硬くしこった状態のニキビといった炎症性の肌状態、そしてケロイドや傷の治りが悪かった経験を、参加を見送る基準として挙げていました。これは研究参加者を選ぶための基準ですが、炎症が活発な肌に熱刺激を加えることに研究者が慎重であったことを示しています。
そのため私は、トラブル肌の方のリフティングのカウンセリングでは、まず次の点を確認するようにしています。
- 今、赤く盛り上がったニキビや膿、浸出液のような活動性の炎症があるか
- 赤みやほてりを繰り返すパターンがあり、医師に肌の状態を確認してもらったことがあるか
- ケロイドや傷の治りが遅かった経験があるか
- 最近、レーザーやピーリングなど肌に刺激を与える施術を受けたか
インモードFXとフォーマ、何が違うのか
二つのハンドピースは同じインモードのプラットフォームで使われますが、設計の目的が異なります。米国食品医薬品局(FDA)の2022年の認可文書(K221571)でも、MiniFXはセルライトの見た目の一時的な改善など、FaceFXは軽度から中等度の顔のしわの治療にと、適応がそれぞれ別に記載されています。
FX系は陰圧で組織を吸引した状態で双極の高周波を伝えます。米国国立医学図書館の論文データベースPMCで公開されているBodyFXの前向き研究は、この吸引を組み合わせた方式を体の皮下脂肪に用い、脂肪層の厚みの変化を超音波で測定しました。体で得られた結果をそのまま顔に当てはめることはできませんが、FX系が真皮より深い皮下脂肪層までを狙う設計であることは確認できます。
フォーマは真皮を一定の温度に保つ方式です。Telisha JenkinsonとDalvi Humzahの両氏がPMFA Journalにまとめたフォーマの施術法によると、目標は真皮の温度を41〜43℃の範囲で10分間保つことで、機器の温度センサーが過熱を防ぐように設計されており、強さは肌のタイプや部位によって設定します。敏感な肌で強さを調整しながら反応を見るのに向いた構造だと言えます。
肌状態別の設計の方向性
下の表は肌の状態を確認する前の、方向性を測るための出発点であり、実際の計画は肌の状態の確認の結果によって変わることがあります。
| 現在の肌状態 | まず行うこと | 検討する方向 |
|---|---|---|
| 活動性のニキビ・炎症がある | 鎮静とトラブルケア | RFは炎症が落ち着いてから再評価 |
| 炎症はなく、小じわや肌質が悩み | 低い強さで熱反応を確認 | 真皮を均一に温めるフォーマ系 |
| 頬・あご下のボリュームとたるみが同時にある | 脂肪の分布とたるみの程度を評価 | 吸引を組み合わせたFX系を検討 |
| 二つの悩みが部位ごとに重なる | 部位ごとに評価 | 部位によって異なるハンドピースの組み合わせ |
海外から短期間滞在して施術を計画される場合は、肌状態の確認を日程の最初に置き、炎症が見られる時はRFを後回しにできる余裕を残しておくことをお勧めします。私たち江南店はUH FLAT SIGNATURE GANGNAMの建物内にあり、日本語・中国語・英語に対応できる通訳スタッフが在籍しています。肌の経歴や気になる症状を伝えやすい言葉でお話しいただくことが、肌に合った設計につながります。
たるんだあごのラインをRFで整える際に機器を選ぶ基準については、短期滞在でオリジオXとサーマクールFLXを選ぶ基準とはでも解説しています。
よくある質問|FAQ
FXとフォーマは同じ日に一緒に受けられますか?
部位ごとの悩みが違う場合は、一度の来院で部位を分けて組み合わせる設計を検討できます。ただし敏感な肌であれば、まず一つを低い強さで試して反応を確認してから範囲を広げる方が安全です。
妊娠中や体内に医療機器・インプラントがある場合でも受けられますか?
高周波は電流で熱を作る施術のため、妊娠中の方、施術部位にインプラントがある方、体内に電子医療機器をお使いの方は、カウンセリングの際に必ず先にお伝えください。施術の可否と範囲はその情報をもとに判断します。
施術後、どのような症状があればクリニックに連絡すべきですか?
赤みや熱感が数日たっても引かない、水ぶくれができる、施術部位に新しいトラブルが広がるといった場合は、自己判断で対処せず、すぐにクリニックへご連絡の上、診察を受けてください。
※ 肌の反応や回復期間には個人差があります。正確な診察や施術内容については、専門医にご相談ください。

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